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人生営業研究所 第26回 もう一度任せた仕事を、管理者はどう見守るか

人生営業研究所

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一度ミスをした若い社員に、もう一度仕事を任せる。

これは、若い社員にとって再挑戦の機会であると同時に、管理者にとっても大切な人材育成の場面です。

しかし、仕事を任せたあとで心配になり、何度も進み具合を確認したり、細かい部分まで指示したりすると、若い社員は「自分はまだ信用されていない」と感じます。

反対に、任せたまま確認をしなければ、同じミスが起きる可能性があります。

大切なのは、監視することでも、放置することでもありません。

最初に確認する時間を決める

仕事を任せるときには、あらかじめ確認する時間を決めておきます。

「途中で一度、ここまでの内容を一緒に確認しよう」

このように伝えておけば、若い社員は監視されているとは感じません。分からないことを相談するタイミングも明確になります。

管理者側も、作業の途中で方向がずれていないかを確認できます。

結果だけでなく、前回からの変化を見る

再挑戦した仕事が、最初から完璧にできるとは限りません。

管理者が見るべきなのは、ミスが一つもなかったかだけではありません。

前回指摘したことを意識できたか、自分なりに確認したか、分からないことを相談できたか。こうした変化を見ることが重要です。

小さな改善を認めてもらうことで、若い社員は「自分の努力を見てもらえている」と感じます。

その実感が、次の成長につながります。

管理者は先回りし過ぎない

経験のある管理者には、若い社員がどこで失敗しそうなのか見えることがあります。

だからといって、失敗する前にすべて答えを教えてしまえば、若い社員が自分で考える機会を奪ってしまいます。

大きな損害につながらない範囲であれば、まず本人に考えてもらうことも必要です。

「あなたはどう進めようと考えていますか」

この質問をすることで、管理者は本人の考え方を確認できます。同時に、若い社員も自分の判断を言葉にする習慣を身につけられます。

できた部分を具体的に伝える

仕事が終わったあとは、改善点だけでなく、できた部分も具体的に伝えます。

「前回より確認が丁寧になった」

「途中で相談してくれたので、早く修正できた」

このような言葉は、単に「よくできた」と褒めるよりも、本人に何が成長したのかを理解させます。

若い社員は、自分の成長が分かると、次の仕事にも前向きに取り組めるようになります。

まとめ

一度ミスをした社員に仕事を任せるとき、管理者に必要なのは、疑いながら監視することではありません。

確認する時間を決め、前回からの変化を見て、必要な場面で支えることです。

人は、失敗を責められ続けることで成長するのではありません。

もう一度任せてもらい、前回より少しできたことを認めてもらうことで成長します。

管理者が再挑戦の機会をつくり、適切な距離で見守ることが、若い社員の自信と責任感を育てるのです。

【今回の実践課題】

部下や若い社員にもう一度仕事を任せるとき、次の3点を決めてください。

1.途中で確認する日時
2.本人に考えてもらう範囲
3.仕事が終わったあとに伝える成長点

仕事を任せることは、作業を渡すことだけではありません。

相手の成長を信じ、次の一歩を支えることも、管理者の大切な仕事です。

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