SHIN LIFE DESIGN

人生には、自分の努力だけではどうにもならないことがある。
私は長年、営業という仕事に携わり、努力と行動によって成果を上げることを大切にしてきた。
目標を立て、計画をつくり、実行する。
営業の世界では、それが成果につながる基本的な考え方だった。
しかし、人生そのものは、営業計画のように進むものではなかった。
仕事を離れた後の人生
約30年間勤めた会社を退職した後、私の生活は大きく変わった。
それまで仕事を中心に過ごしてきた人間にとって、新しい生活に適応することは簡単ではなかった。
さらに2018年、脳梗塞を発症した。
後遺症によって左手や左脚が不自由になり、それまで当たり前にできていたことが難しくなった。
健康であること。
自由に身体を動かせること。
自分の思うように行動できること。
そうした日常が、決して当たり前ではないと知った。
失ったものばかりを数えない
病気や障害を経験すると、以前の自分と現在の自分を比較してしまうことがある。
昔はできたのに、今はできない。
以前なら簡単だったことが、今では時間がかかる。
その現実を受け入れることは簡単ではない。
しかし、できなくなったことだけを考えていても、生活は前に進まない。
今の自分にできることは何か。
どのような方法なら取り組めるのか。
そう考えることも必要になる。
沖縄での新しい生活
2021年、私は東京を離れ、沖縄県北部の今帰仁村へ移住した。
長年暮らしてきた場所を離れ、新しい土地で生活を始めることになった。
現在は愛犬たちと暮らしながら、以前とは違う日常を送っている。
仕事中心だった頃には、ゆっくり考える時間がなかったこともある。
自然の中で過ごす時間や、何気ない日常の大切さを感じることも増えた。
もちろん、生活にはさまざまな問題がある。
年齢を重ね、身体に障害を抱えながら暮らしていくことには、不安もある。
それでも、今の生活の中で自分なりの楽しみや目標を見つけていきたいと思っている。
人生に勝ち負けはない
営業の世界では、数字によって成果が評価される。
しかし、人生は売上競争ではない。
社会的な地位が高いから幸せとは限らない。
収入が多いから満足できるとも限らない。
人それぞれに事情があり、価値観があり、生き方がある。
大切なのは、他人と比較して勝ったか負けたかではなく、自分自身がどのように生きていくかということではないだろうか。

最後に
人生は思い通りにならない。
それは、私自身が経験してきた現実である。
しかし、思い通りにならないからといって、すべてが終わるわけではない。
年齢を重ねても、病気や障害があっても、新しいことを学び、楽しみを見つけることはできる。
過去を変えることはできないが、これからの時間をどう過ごすかは考えられる。
人生は、何を失ったかだけで決まるものではない。今あるものを大切にしながら、どう生きていくかが重要なのだと思う。
これからも、自分なりの人生を歩んでいきたい。



コメント