
東京での生活にみきりをつけて、沖縄の田舎に移住してきた63歳の私は、左手脚不自由な身体しょうがい者で人間の家族や知り合いなど誰もいない沖縄での暮らしを5年間過ごしています。
そのような境遇、環境の中で毎朝の私が気に入っている過ごし方を記事にしましたので、ご覧ください。

結論から言えば、私にとってお気に入りの朝時間とは、自然と犬とともに、ゆっくりと自分のリズムで始まる時間と言えます。
誰かに急かされることもなく、ただ光と風に身を任せながら1日が始まるこのひとときが、何よりの贅沢だと感じています。

その理由は、身体に不自由があるからこそ、朝の時間が1日の質を大きく左右するからです、左手脚が思うように動かない私は、何をするにも少し時間がかかります。しかしそのゆっくりが、鳥の声、遠くで揺れるサトウキビ、やわらかな朝日、そうした自然のリズムが焦りを手放してくれるような気がします。
だからこそ、朝の過ごし方を丁寧にすることが、心の余裕につながっていくと思っています。

具体的な沖縄今帰仁村の朝は、まだ少しひんやりとした空気の中、犬と一緒に外へ出ることから始まります。
玄関を開けると土と緑の匂いがふんわりと広がり、深く息を吸い込むだけで身体の内側が整っていくのを感じられます。犬は嬉しそうにしっぽを振り、私の歩幅に合わせてゆっくりと歩いてくれます。急ぐ必要のない散歩道で空の色や風の流れを感じながら一歩一歩を確かめるように進んでいく、その時間が私にとって何よりも大切な準備の時間になっています。

散歩のあとは、ゆっくりとコーヒーを淹れる時間、香りに包まれながら簡単な朝食をとることで身体も心も穏やかに1日への始まりへと整っていきます。

こうした、朝の積み重ねが日々の心の余裕をつくってくれます。特別なことをしているわけではありませんが、自分のペースで過ごすと自然とともにあること、それだけでじゅうぶんに満たされるのだと実感しています。
これからもこの場所で、この朝の時間を大切にしながら自分らしい暮らしを続けていきたいと思っています。


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