沖縄本島北部に位置する今帰仁村（なきじんそん）は、エメラルドグリーンの海と豊かな自然、そして世界遺産「今帰仁城跡」をはじめとした歴史的スポットが魅力のエリアです。古宇利大橋や古宇利ビーチ、古宇利オーシャンタワーなど、絶景とリゾート気分を味わえる名所が点在し、季節ごとに桜祭りや海水浴も楽しめます。アクセスは那覇空港から車で約1時間30分、または高速バス「やんばる急行」など公共交通機関も充実しており、レンタカーを使えば村内の観光地を効率よく巡ることができます。2025年には新テーマパーク「ジャングリア沖縄」の開業も予定され、ますます注目を集める今帰仁村で、自然と歴史、アクティビティを満喫しましょう。
今帰仁村とは、魅力と基本情報
今帰仁村（なきじんそん）の特徴
今帰仁村は、沖縄本島北部・国頭郡、本部半島の北東部に位置する村で、手つかずの自然と歴史が色濃く残る地域です。
その1 地理・自然環境
青く透き通った海と緑豊かな山々に囲まれ、音羽岳（標高約275m）を中心に山並みが東西に広がっています。
村の北は東シナ海に面し、近くは人気観光地の古宇利島もあります。
村の面積は約39,9平方キロメートルで、人口は8,704人（2025年4月時点）です。
その2 歴史・文化
村のシンボルは世界遺産「今帰仁城跡」。琉球王国時代には北山王の居城として、沖縄北部の中心地でした。
今帰仁村歴史文化センターでは、今帰仁城跡の出土品や村の伝統文化、生活の様子が展示されています。
沖縄の伝統や祭り、芭蕉布（ばしょうふ）など地域独自の文化が今も息づいています。
その3 産業・名産品
昔から農業と漁業が盛んで、今帰仁スイカやマンゴー、アグー豚、パイナップル、モズク、泡盛など多くの特産物があります。
豊かな自然と伝統を活かした「今帰仁ブランド」製品も展開されています。
その4 観光・魅力
手つかずの自然や歴史的遺産、美しい海岸線やサンゴ礁、白浜ビーチなど、沖縄本来の魅力を体感できるスポットが多いです。
古宇利島や海浜ビーチなども村内の人気観光地です。
那覇から車で1,5〜2時間とアクセスも良好です。
手つかずの自然と歴史、伝統文化が融合したエリア
沖縄本島北部に位置する今帰仁村（なきじんそん）は、青く透き通った海と緑豊かな山々に囲まれ、手つかずの自然が色濃く残る地域です。ここでは、自然環境と琉球王朝時代から続く歴史、そして沖縄独自の伝統文化が見事に融合しています。
その1 自然の魅力
村内には透明度の高い海岸線や、音羽岳を頂点とする山々、フクギ並木や松並木の自然景観が広がっています。
古宇利島や長浜ビーチなど、自然を満喫できるスポットも豊富です。
その2 歴史的背景
今帰仁村は、琉球王朝時代の北山王の拠点として重要な役割を果たして来ました。村のシンボルである「今帰仁城跡」は、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつに登録されています。
今帰仁城跡をはじめ、村内には歴史的な集落や農地、伝統的な家屋など、歴史を感じさせる景観が点在しています。
その3 伝統文化と祭り
各集落ごとに特色ある伝統芸能や祭りが受け継がれており、豊年祭や路地楽（ろじらく）、アヤーチ獅子舞、海の神に豊漁を祈るウンガミ（海神祭）などが有名です。
1月には、「今帰仁グスク桜まつり」が開催され、地元の郷土芸能や花火大会などで賑わいます。
その4 地域の暮らしと名産品
サトウキビやパイナップル、スイカ、マンゴー、今帰仁アグー豚など、自然の恵みを活かした農産物や特産品も豊富です。
農業や漁業が盛んで、村の伝統と自然が生活に根付いています。
今帰仁村の特産物
今帰仁スイカ 日本一早い出荷で知られ、糖度が高くシャリシャリとした食感が特徴、沖縄では「スイカといえば今帰仁」と言われるほど有名です。（12月初旬〜9月初旬）
マンゴー 品質が高く、県内コンテストでも、上位常連。6月中旬〜9月初旬が旬。
今帰仁アグー（豚） 在来種で肉質が良く、旨味が強い（通年）
エノキタケ 沖縄県初の生産施設があり、新鮮な今帰仁産として定評（通年）
モズク きれいな海で育ち、味も良いと評判（4月初旬〜6月初旬）
キク 夜間照明を使った電照栽培で12月〜6月に出荷。
泡盛（今帰仁酒造） 名水を使った泡盛「美しき古里」は県内トップクラスの人気。
今帰仁ブランド 地元産素材を活かした加工品（バニラアイス黒糖蜜かけ、マンゴージャム、アグーもち米シュウマイなど）も展開
今帰仁村への観光ベストシーズンと気候
今帰仁村への観光シーズンは「何を楽しみたいか」によって異なりますが、1年間のそれぞれの季節ごとに解説していきます。
今帰仁村への観光ベストシーズン1月下旬〜2月上旬：桜の季節
今帰仁城跡は日本一早い桜の名所として知られ、1月下旬から2月上旬にかけてカンヒザクラが咲き誇ります。沖縄ならではの早春の花見が楽しめるため、この時期は特に観光客が増えます。
4月〜6月：春から初夏
気温が上がり始め、湿度も比較的低く、過ごしやすい時期です。新緑や海の美しさを満喫でき、観光やアクティビティに最適です。
7月〜9月：夏の海水浴シーズン
沖縄らしい青い海とマリンレジャーが楽しめる時期。ビーチは最も賑わい海水浴やシュノーケリング、SUPなどのアクティビティが人気です。ただし、台風が接近しやすい時期でもあるため、天候の急変には注意が必要です。
※SUP（サップ）とは、StandUpPaddeboardの略称で、その名の通りボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進むアクティビティ。
10月：海も観光も楽しめる穴場シーズン
10月も多くのビーチで遊水可能で、夏ほど混雑せず快適に過ごせます。気温も高めで、海水浴やアクティビティを楽しみたい方にオススメです。
今帰仁村の気候
今帰仁村は亜熱帯海洋性気候で、一年を通じて温暖です。
年間平均気温：約22〜24℃
夏（6月〜9月）：最高気温は30℃前後、温度が高く蒸し暑い日が続きます。
冬（12月〜2月）：最低気温は15℃前後で、本州に比べてかなり暖かく、寒さは穏やかです。
降水量：梅雨（5月中旬〜6月中旬）は雨が多く、台風シーズン（7月〜9月）は降水量が増えます。
日照時間：年間を通して日照時間が長く、月平均で約225時間程度です。
今帰仁村のオススメ観光スポット
世界遺産 今帰仁城跡（歴史と見どころ、開館時間・料金）
古宇利島（アクセス方法・人気理由）
長浜ビーチ・赤嘉ビーチなどの自然スポット
フクギ並木や星空観察・伝統行事（豊年祭など）
地元グルメや特産品
その1 世界遺産 今帰仁城跡
見どころ・魅力
壮大な石垣と城壁
波打つように連なる美しい石垣。外輪の石垣は数百メートルにも及び、独特の曲線美が見どころです
平郎門（へいろうもん）
城の中心部への入口となる石造りの門。記念撮影スポットとしても人気です。
志慶真門郭（しげまじょうかく）
城主に仕えた人々が住んでいたとされるエリアで、知る人ぞ知る絶景スポット。丘陵の上からは森と海、水平線が一望できます。
御嶽（うたき）・拝所
今帰仁城跡は神聖な場所としても知られ、今帰仁ノ口殿内火の神の詞など、古来からの拝所が点在しています。
ハンタ道（古道）
かつての登城道で、祭事の際には神道としても利用されていた歴史ある道。亜熱帯の木々の中を歩くトレッキングコースとしても楽しめます。
絶景の眺望
城跡の頂上からは180度のパノラマで美しい海と水平線、伊是名島や古宇利島、辺戸岬まで見渡せます。特に天気の良い日やサンセットタイムは絶景です。桜のシーズン（1月末〜2月上旬）は、ピンクの花と青い海空のコントラストが楽しめます。
無料ガイドサービス
今帰仁グスクを学ぶ会による無料ガイドもあり、歴史や聖地について詳しく学ぶことができます。
その2 古宇利島 人気理由とオススメエリア
人気理由
1,絶景のエメラルドグリーンの海と古宇利大橋
古宇利島は本島と全長1,960mの古宇利大橋で結ばれており、橋から望む青い海と空、島の景色は圧巻です。多くのCMやメディアで取り上げられるほどの絶景スポットで、ドライブコースとしても人気です。
2,恋の島と呼ばれるロマンチックな伝説
古宇利島には「沖縄版アダムとイブ」とも呼ばれる男女の神話が残り、恋愛成就のパワースポットとしてもしられています。ハートロックなど恋愛にまつわる名所が多く、カップルにも人気です。
3,多彩な観光・アクティビティ
美しいビーチでの海水浴やシュノーケリング、ダイビングなどのマリンスポーツが愉しめるほか、地元の新鮮な食材や特産品も充実しています。
4,非日常感と癒しの島時間
島全体がのんびりとした雰囲気で、忙しさやストレスを忘れて自然の中でリセットできる点も、観光客に支持されています。
オススメエリア・スポット
| スポット名 | 特徴・オススメポイント |
| 古宇利大橋 | 島への入口・絶景ドライブコースで眺めは必見！ |
| 古宇利ビーチ | 真っ白な白浜と透明度の高い海 海水浴やマリンアクティビティ充実 |
| 古宇利オーシャンタワー | 展望台からのパノラマビューカフェ・ショップが併設 |
| ハートロック | 恋愛のパワースポット写真映えスポット |
| トケイ浜・ピース浜 | 自然が残る穴場ビーチ |
| 始まりの洞窟 | 沖縄版アダムとイブ伝説の地 |
モデルコース例
古宇利大橋を渡りながら絶景ドライブ
古宇利ビーチで海水浴・マリンアクティビティ
古宇利オーシャンタワーでランチ&展望
ハートロックで恋愛パワースポット巡り
時間があればトケイ浜・ピース浜でのんびり
古宇利島は手軽にアクセスできる絶景とロマンチックな伝説、美しいビーチや多彩なアクティビティが揃うことから、沖縄北部・今帰仁村の観光スポットとして高い人気を誇ります。カップルや家族連れ、友人同士での旅行にもオススメです。
今帰仁村へのアクセス方法
車・レンタカー利用
那覇空港から今帰仁村までは、沖縄自動車道または国道58号線を利用し、名護市を経由してアクセスできます。
- 沖縄自動車道「許田」から今帰仁村までは約16,8㎞、所要時間は約2時間45分です。
- 国道58号線→県道84号線→県道72号線（緑豊かなルート）や、国道58号線→国道505号線（羽地内海沿いのルート）をりようできます。
- 那覇空港からの距離は約110㎞、道路状況にもよりますが車で約2時間〜2時間45分が目安です。
- 駐車場は今帰仁城跡など主要スポットで無料利用可能です。
バス利用
- 那覇バスターミナルや那覇空港からは、やんばる急行バス（高速バス）が便利です。
- 那覇空港・那覇市内から乗り換えなしで今帰仁村（今帰仁城跡入口バス停など）まで直行、商用時間は約2時間30分〜3時間、運賃は1,700円〜2,400円程度。
- バスは3時間に1本程度の運行です。
- 名護バスターミナルまで高速バスや20番系統（名護西線）で移動し、名護で66番系統（本部半島循環線今帰仁廻）に乗り換える方法もあります。
- 本部町「美ら海水族館」前のバス停「記念公園前」から今帰仁城跡へもバスで約10分。タクシーなら約2,000円です。
バス停から目的地まで
- やんばる急行バスや本部循環線の「な記事城跡入口」バス停から今帰仁城跡までは徒歩約12〜15分。
- 「兼次」や「今泊」バス停からも徒歩14分程度でアクセス可能です。
タクシー利用
那覇空港から今帰仁村までタクシーを利用する場合、所要時間は約1時間〜1時間30分程度、料金は18,000円〜23,000円程度が目安です。
今帰仁村観光のオススメモデルコース例
美しい海と歴史的な世界遺産、自然体験や地元グルメが楽しめる今帰仁村が楽しめる、始めて訪れる傾けのオススメ1日観光モデルコース例をご紹介します。
9:00 今帰仁村役場周辺からスタート
今帰仁村の中心部にある「今帰仁村役場」周辺には、観光協会や道の駅「今帰仁の駅そ〜れ」があり、地元農産物の直売やレストランで朝食・軽食を楽しめます。
9:20 古宇利大橋・古宇利島
沖縄屈指の絶景スポット「古宇利大橋」を渡り、古宇利島へ。島内にはCMで有名になった「ハートロック」など、写真映えスポットやカフェが点在します。車で島を一周するのもオススメです。
12:00 古宇利オーシャンタワーでランチ
海抜82mの展望タワーから絶景を楽しみつつ、地元食材を使ったランチを。ピザや沖縄料理、スイーツも人気です。
13:00 今帰仁城跡（世界遺産）
14世紀からの歴史を持つ琉球王国北山王の城跡、堅牢な石垣と高台からの眺望は圧巻です。1月〜2月は早崎の桜も名物。
14:10 美ら海プランニング（琉球衣装体験）
色鮮やかな琉球衣装を着て記念撮影や、貝殻細工の体験も楽しめます。旅の思い出作りに最適です。
15:10 On the Beach CAFEで休憩
ビーチ沿いの絶景カフェで、コーヒーやスイーツを味わいながらゆったりとした時間を。
16:10 ダチョウランド
ダチョウやエミュー、ポニーなどとふれあえるミニテーマパーク、ｌエサやりや写真撮影もでき、子ども連れにも人気です。
17:10 今帰仁アグー料理 長堂屋で夕食
地元ブランド豚「今帰仁アグー」のしゃぶしゃぶや焼肉を堪能。旨みが強く、ヘルシーな豚肉料理が楽しめます。
宿泊について
今帰仁村内にはリゾートホテルやペンション、古民家を改装した宿など多彩な宿泊施設があります。海が見える宿やプール付きの宿も多く、家族連れやカップルにもオススメです。
その他のモデルコース例
その1 公共交通で巡る1泊2日コース
1日目 那覇空港→備瀬のフクギ並木→古宇利大橋・古宇利島→今帰仁の駅そ〜れ宿泊
2日目 今帰仁城跡→円錐カルスト地形→那覇空港
その2（和を感じる大人向けコース）
今帰仁城跡→伊豆味そば（名物沖縄そば）→シーサー園→エメラルドビーチでのんびり
※モデルコースのポイント
世界遺産と絶景ビーチ、地元グルメや体験がバランスよく楽しめる
移動はレンタカーが便利。公共交通利用の場合はやんばる急行バスなどを活用
1月〜2月の桜シーズンや夏の海水浴シーズンは特にオススメ
その3（今帰仁村でゆったりと過ごせる観光と宿泊を組み合わせたプラン）
リゾートホテルベルパライソの宿泊プラン
今帰仁村の天然ビーチ「ウッパマビーチ」に面した、全室オーシャンビューのリゾートホテルです。広々とした客室（45m2）、美しい東シナ海の景色、マリンスポーツや観光拠点としても人気があります。
主な宿泊プラン
- 朝食付きプラン
代表的な「★ベルパラの休日★」は朝食付き。オーシャンフロントのお部屋で、バイキング形式またはセットメニューの朝食を楽しめます。
料金目安 大人1名（2名室利用）で1泊8,030〜14,830円（税込）
チェックイン 15:00/チェックアウト11:00（プランによって異なる）
- 早割プラン
28日前や55日前までの予約で割引になる「早割28」「早割55」など。朝食付き・素泊まり両方あり。
- 訳ありプラン
チェックイン・アウト時間が限定されるなどの条件付きでお得な料金設定、直前予約にも対応。
施設・サービス
全室オーシャンビュー、バス、トイレセパレート
屋外プール（4月〜9月）、マリンスポーツ（4月〜9月）、バーベキュー（有料）
レストランでは沖縄食材を使った和洋バイキングや定食を提供
ファミリー・グループ向けのコテージタイプもあり。
無料駐車場完備
周辺観光スポット
周辺観光スポット
- 今帰仁城跡（世界遺産）
- 美ら海水族館
- 古宇利島
- ウッパマビーチでの海水浴やマリンスポーツ
予約・詳細
各種旅行サイト（楽天トラベル、じゃらん、JTB、近畿日本ツーリストなど）や公式サイトから予約可能です。プランや料金は空室状況によって変動しますのでご確認ください。
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