本記事は、沖縄北部今帰仁村に東京府中市から4年前に今帰仁村に移住した身体障害者で62才の私が今帰仁村への移住魅力をお伝えする記事です。
難解な部分はYouTubeでわかり易く説明してあります。
今帰仁村兼次 希望が丘より

1. 今帰仁村の概要
- 地理的位置と基本情報
- 今帰仁村は沖縄本島北部に位置し、本部半島の北東部にあります。
- 具体的な座標は北緯26°40’43”、東経127°58’29”で、那覇市から北へ約85キロメートルの距離です。村の北側は東シナ海に面し、北東約1.5キロメートルには古宇利島があります。東から東南部にかけては名護市、南西部から西にかけては本部町と隣接しています

村の南側には乙羽岳(標高約275メートル)を中心とした山並みが東西に広がり、その山麓から北および東に向かって緩やかな傾斜地が続き、さらに平坦地が広がっています。この平坦地では耕作地が集落を中心に展開されています。また村内には複数の河川があり、大井川(二級河川)や志慶真川(普通河川)などが東シナ海へ流れています
今帰仁村の総面積は39.93平方キロメートルであり、本島部が36.76平方キロメートル、離島部が3.17平方キロメートルを占めています
今帰仁村には以下のシンボルがあります:
- 村の花: ハイビスカス
- 村の木: リュウキュウマツ
- 村の蝶: フタオチョウ
- 村の鳥: サンコウチョウ
- 村の魚: ツノダシ
これらは自然環境や文化的伝承を象徴するものとして選定されています
今帰仁の名称は古くは「みやきせん」と呼ばれ、『海東諸国紀』(1471年)には「伊麻寄時利」と記されていました。
1666年以前は本部半島全体を含む大規模な間切でしたが、その後分割され現在の規模となりました。間切時代から続く歴史的な行政区画が特徴です。
今帰仁村は豊かな自然と歴史を持つ地域であり、観光地としても知られています。


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- 村の特徴と人口規模
- 農林水産業が盛んで、就業者の約24.6%が第一次産業に従事しており、全国平均と比較して割合が高いことが特徴です
- 総人口: 2025年3月時点で推計人口は8,748人です。
- 人口密度: 219人/km²で、比較的低い人口密度となっています。
- 年齢構成: 少子高齢化が進行しており、生産年齢人口は減少傾向にあります。一方で老年人口は増加しています。
- 今帰仁村は豊かな自然と歴史を持つ地域ですが、少子高齢化や人口減少への対策が課題となっています。
2. 自然の魅力
美しい海と山
- 美しい海
- シュノーケリングやダイビング: 透明度の高い海は、色とりどりの熱帯魚や美しいサンゴ礁を観察できる絶好のスポットです。
- ビーチでのんびり: おだやかな波が特徴のビーチは、家族連れやカップルにも人気です。
- 古宇利島(こうりしま)やティーヌ浜: 古宇利大橋を渡ると、美しい青色の海が広がり、ハート型の岩があるティーヌ浜などが見どころです
緑豊かな山々
- ハイキングや散策: 壮大な山々は、ハイキングや散策に最適で、特に秋の紅葉は見事です。
- 今帰仁城跡: 歴史的な背景とともに美しい風景を楽しめる場所です。
今帰仁村は、自然と文化が調和した特別な場所で、訪れる人々に多彩な体験を提供しています。
- 人気スポット紹介(古宇利大橋、赤墓ビーチなど)
- 1. 古宇利大橋

- 全長1,960メートルの橋で、名護市の屋我地島と古宇利島を結びます。
- 橋から眺めるエメラルドグリーンの海が絶景で、観光客に非常に人気があります。
- 古宇利島には「古宇利ビーチ」や「古宇利オーシャンタワー」などもあり、地元料理を楽しむことも可能です
- 2. 今帰仁城跡
- 琉球王国時代の歴史的遺産で、2000年に世界遺産に登録されました。
- 広大な敷地を持つ城跡で、桜の名所としても有名。桜祭りが開催される時期には多くの観光客が訪れます
- ハートロック
- 古宇利島にある自然が作り出したハート型の岩。

- 恋愛成就のパワースポットとして人気があります
- ティーヌ浜
- ハートロックがあるビーチで、透明度の高い海と白い砂浜が特徴。
- 写真撮影スポットとしてもおすすめです
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- 古宇利オーシャンタワー
- 展望台から古宇利島全体や美しい海を一望できます。
- タワー内には貝殻博物館やカフェもあり、家族連れにも人気です
- カフェ巡り
- 「古宇利島カフェ」や「カフェ こくう」など、おしゃれなカフェが点在しています。
- 美しい景色を眺めながら、地元食材を使った料理やスイーツを楽しめます。
- これらのスポットは自然美と文化的魅力を兼ね備えており、今帰仁村観光のハイライトとなっています。車でアクセスすることで効率よく巡ることができます
- 四季折々の風景
- 春
- 桜の名所: 今帰仁城跡では日本一早く咲く寒緋桜(カンヒザクラ)が1月末から2月頃に見頃を迎えます。桜祭りも開催され、春の訪れをいち早く感じられるスポットです。
- 新緑の山々: 春には山々が新緑で彩られ、草花が咲き誇ります。特に今帰仁城跡からの眺めは絶景です
- 夏
- 透き通った海: 夏はシュノーケリングやダイビングに最適で、美しいサンゴ礁や熱帯魚が観察できます。白い砂浜でのんびり過ごすことも人気です。
- 南国特有の森林: 緑豊かな亜熱帯の森「やんばる」は、この季節に特に鮮やかで、自然散策が楽しめます
- 秋
- 紅葉とハイキング: 秋には山々が紅葉し、穏やかな気候の中でハイキングを楽しむことができます。静かな自然の中で心を癒す時間を過ごせます
- 冬
- 澄んだ空気と星空観賞: 冬は空気が澄み渡り、星空観賞に最適な季節です。また、穏やかな日差しの中で海岸散策も楽しめます.
- 伝統文化との触れ合い: 冬には地元の文化行事が開催され、伝統芸能や郷土料理を通じて地域の魅力を体感できます.
- 今帰仁村は自然と文化が調和した場所であり、訪れる人々に四季折々の風景と癒しを提供しています。
- どの季節にも異なる魅力があるため、一年を通じて訪問する価値があります。

3. 歴史と文化
- 今帰仁城跡の歴史と世界遺産としての価値
- 今帰城跡の歴史
- 今帰仁城跡は沖縄本島北部の丘陵地に位置する歴史的な城跡で、12~13世紀頃に築城されたと考えられています。その築城者や詳細な起源には謎が多いもの、14世紀には北山王怕尼芝(はにじ)の居城となり、三山時代(北山、中山、南山)に関して重要な役割を果たしました。
- 1416年には中山王尚巴志(しょうはし)によって北山王国が滅ぼされ、以後は琉球王府の監守が派遣される統治基地となりました。しかし、1609年の薩摩藩による琉球攻撃攻で城は焼失し廃城となり、その後は拝所として精神的な拠点として利用されました。
- 近代では1972年に国史跡となり、2000年には「琉球王国のグスク及び遺産関連群」の一部として指定世界文化遺産に登録されています
- 世界遺産としての価値
- 今帰仁城跡は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成遺産として、その普及的価値が評価されています。
- 基準(ii) : 琉球列島が中国、韓国、東南アジア、日本との経済・文化交流の中の心地だった事を示す建造物群。
- 基準(iii) : 琉球王国独自の文化が環境に適応して発展した証拠。
- 基準(vi) : 自然崇拝や先祖崇拝など精神文化の継続性を示す場所。
- 観光価値
- 現在では、美しい景観と歴史的価値から観光名所として人気を集めています。桜祭りやスポットなどもあって、多くの訪問者を魅了しています
- 地元文化や伝統行事
- 沖縄本島北部に位置する今帰仁村は、豊かな自然と歴史的遺産を有、独自文化や伝統行事が継承されています。
- 1.地元文化
- 歴史的背景: 今帰仁村は琉球王国時代に政治や経済の中の快適として栄えた地域で、特に「今帰仁城跡」は14世紀から17世紀にかけての重要な遺跡として知られています。この城跡には古代の祭祀遺跡が点在し、当時の人々の信仰や生活様式が垣間見られます。
- 自然との共生: 村は豊かな自然環境に囲まれており、農業や漁業が伝統的な生活基盤となっております。湧川地区などではパイナップルやサトウキビの栽培が目玉です。
- .伝統行事
- 豊年祭: 今帰仁村では各地区で五穀豊穣と村人の利益を祈願する「豊年祭」が開催されています。この祭りでは地元芸能や伝統武芸能が披露され、住民の結束を強める役割を行っています。
- 3.現代との融合
- 地域住民による手作り体験教室や伝統料理の提供など、観光子育て業古代文化を現代に活かす取り組みも進められています。これにより、訪れる人々は歴史的な背景を学びながら地元文化を体感できます。
- 今帰仁村は古代から続く文化と現代的な活動が融合し、地域住民と訪問者に豊かな体験を提供する場所となっています。
4. 食文化と特産品
- 今帰仁スイカ、アグー豚、マンゴーなどの特産品
- 今帰仁スイカ
- 特徴:糖度11度以上で、シャリシャリとした食感が特徴。種が少なく、果肉が赤い赤色で憧れが強い。
- 時期: 12月初旬から9月初旬まで出荷され、日本一早いスイカとして知られています。クリスマスや年末の贈答品としても人気
- 地元ならではの食体験(泡盛など)
- マンゴー
- 特徴: 濃厚な甘さと高品質で評価され、県内コンテストでも上位を占めている実績があります。
- 時期: 6月中旬から9月初旬まで出荷
- 今帰仁アグー豚
- 特徴: 琉球在来種の黒豚で、脂身が甘い旨味が強い。一般の豚に比べてアミノ酸含有量が多く、低コレステロールでヘルシー。
- 時期しゃぶしゃぶや焼肉など、多彩な調理法で提供されています。
- これらの特産品は、今帰仁村の自然環境と伝統的な技術によって育まれた高品質な食品で、観光客や地元住民に愛されています
5. 移住者向け情報
地域概要
- 場所: 沖縄本島北部、本部半島の北半分に位置し、世界遺産の今帰仁城跡や古宇利島など観光スポットが豊富です。
- 人口:約9,305人(減少傾向あり)。
- 交通アクセス:那覇市中心部から車で約2時間。
生活環境
- 医療機関:病院1施設、診療所1施設、歯科医院3施設。
- 買い物:スーパー4か所、コンビニ3か所。
- 交通手段:車、路線バス、タクシーが利用可能。
仕事事情
- 村内には約418の事業所があり、従業員数は2,292人。近隣の名護市などではさらに多くの雇用機会があります1。
- 移住者が年金やゲストハウスを開業する事例も増加中。
住居
- 賃貸物件は少なく、2020年時点で16件。主様ファミリー向け2LDKで家賃相場は4.3万円~6万円。
移住支援
- 「お試し住み」制度を実施中。 詳細は役場ホームページで確認可能。
- 子育て支援として医療費助成制度が充実。
感謝
- 自然豊かで観光資源が多く、リゾートとしての魅力があります。
- 地域や振興定住促進事業が積極的に展開されている。
今帰仁村は自然環境と観光資源を考慮した暮らしを提供する地域です。 移住前に役立つ場や公式移住サイトで最新情報を確認したら良いと思います。
6. 今帰仁村での生活の魅力
- 今帰仁村生活の魅力
- 今帰仁村は沖縄本島北部の本部半島に位置し、豊かな自然と歴史文化が融合した地域です。以下にその魅力をまとめます。
- 自然の豊かさ
- 飛び抜けて透明度の高い海と真っ青な空、緑豊かな山々が広がる、手つかずの自然が楽しみます。
- 古宇利島やワルミ大橋など、美しい景観を楽しめるスポットが多く、ドライブや散策に最適です。
- 歴史と文化
- 世界遺産「今帰仁城跡」をはじめ、琉球王国時代の歴史を感じられるスポットがあります。
- 村内には歴史文化センターがあり、地域の歴史や文化に触れることができます。
- 特産品
- 地元で育った名産品として、「今帰仁スイカ」「マンゴー」「今帰仁アグー豚」などがございます。これらは質が高く、味わい深いことで知られています。
- 地域ブランド「今帰仁の匠」では、地元素材を活かした製品が展開されています。
- ライフスタイル
- 静かでゆったりとした日常を楽しめる環境。地元産の野菜を食べ、人情厚い住民との交流心温まる暮らしが可能です。
- 満天の星空を眺めながら眠りにつくなど、自然と共生するライフスタイルが魅力です。
- 観光と交流
- 村民は「今帰仁愛」が強く、人々とのやりとりも魅力の一つです。観光客にも優しく接してくれる地域性があります。
- 隠れ家のビーチやローカル体験プログラムもあり、観光地としても充実しています。
- 課題
- ショッピングや娯楽施設は少なく、快適に過ごせる面もあります。
- 今帰仁村は、美しい自然と深い歴史文化、人情味あふれる住民との交流によって癒しと安らぎを提供する場所です。
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